10/27(金)
宇都宮徹壱WMプレゼンツ
「セルビア人指導者が見た日本のアンダーカテゴリー」
5日間連続で開催される社会人トーナメントの全社(全国社会人サッカー選手権大会)、そして地域リーグからJFL昇格への狭き門として知られる地域CL(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)。今季、両大会への出場を決めているのが、関東リーグ1部を制したVONDS市原FCです。
この市原を昨年から率いているのが、セルビア人のゼムノビッチ・スドラヴコ氏。かつて清水エスパルスの監督を務め、天皇杯1回(01年)ゼロックス2回(01年、02年)のタイトルをもたらし、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏をはじめ、日本で活躍した旧ユーゴ系の指導者と緊密なネットワークを持つことでも知られています。
あの岡田武史氏をして「普通はこんなレギュレーションはありえない」と言わしめた、全社と地域CL。果たして、遠くセルビアからやって来た指導者には、日本のアンダーカテゴリーの大会はどう映ったのでしょう。そしてゼムノビッチ監督率いる市原は、福井での全社をどのように戦い、地域CLに向けてどのような展望を抱いているのでしょうか。
もうひとりのゲストに、日本代表監督時代のオシム氏の通訳を務めた千田善氏をお招きし、日本のアンダーカテゴリーのあり方に新たな光を当てる当イベント。地域リーグファンだけでなく、Jリーグファン、そして東欧フットボールファンも巻き込んだ、クロスオーバーなトークをご期待ください!
※なお当イベントの模様は後日、宇都宮徹壱ウェブマガジンにて掲載予定です。
▼日時:
10/27(金)
OPEN 18:30/START 19:30/END 21:30予定
その後二次会
▼会場:
高円寺・スポーツ居酒屋KITEN!
▼料金:
イベントのみ
前売¥2500 当日¥3000(ともに2ドリンク付き)
イベント+二次会参加
前売¥4000(ともに2ドリンク付き。二次会は1時間飲み放題)
▼チケット
PassMarketにて発売中
▼出演:
ゼムノビッチ・ズドラブコ、千田善、宇都宮徹壱
▼出演者プロフィール
<ゼムノビッチ・ズドラブコ>
1954年、ユーゴスラビア(現セルビア共和国)出身。
現役時代は、FKテレオプティック、チュウカリチュキ、BSKバタイニッツァでプレー。現役引退後はベオグラード大学体育学部にてコーチングライセンスを取得。BSKバタイニッツァ、テレオプティック、ヴォジュドヴァッツで監督を務める。
95年に来日。鳥栖フューチャーズのコーチを皮切りに、清水エスパルスのコーチ、ユース監督を経て、2000年に同クラブの監督に就任。天皇杯(01年)といゼロックス・スーパーカップ(01年、02年)のタイトルを獲得する。
その後、FKラド・べオグラードの監督を経て05年に再来日。JFA公認のS級ライセンスを取得する。16年よりVONDS市原FCの監督に就任。
<千田善>
1958年岩手県生まれ。国際ジャーナリスト、通訳・翻訳者。
ベオグラード大学政治学部大学院中退(国際政治専攻)。専門は国際政治、民族紛争、異文化コミュニケーション、サッカーなど。紛争取材など, のべ10年の旧ユーゴスラビア生活後、外務省研修所、一橋大学、中央大学、放送大学などの講師を経て、イビツァ・オシム氏の日本代表監督就任にともない, 日本サッカー協会アドバイザー退任まで(2006年7月~08年12月)専任通訳を務める。
著書:『ワールドカップの世界史』(みすず書房2006)、『なぜ戦争は終わらないか』(みすず書房2002)、『ユーゴ紛争はなぜ長期化したか』(勁草書房1999)、『ユーゴ紛争』(講談社現代新書1993)ほか。訳書:マルコ・トマシュ『オシム: ゲームという名の人生』(筑摩書房)ほか。
<宇都宮徹壱>
1966年生まれ。東京出身。
東京藝術大学大学院美術研究科修了後、TV制作会社勤務を経て、97年にベオグラードで「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。旅先でのフットボールと酒をこよなく愛する。
著書に『ディナモ・フットボール』(みすず書房)、『股旅フットボール』(東邦出版)など。『フットボールの犬 欧羅巴1999−2009』(同)は第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。近著はスポーツナビでの連載をまとめた『J2&J3 フットボール漫遊記』(東邦出版)。
16年7月より『宇都宮徹壱ウェブマガジン』の配信を開始。